はじめに
お久しぶりです。馬カス大学生です。
今週末は2022年に生まれた7,950頭の頂点を決める日本ダービーが行われます。
日本ダービーを勝つことは競馬界最高の栄誉であり、一生に一度の夢をかけた3歳馬たちの激闘は毎年多くの感動を呼んでいます。
今回は日本ダービーということで競馬について詳しくない人にもわかるように書きましたので、ぜひ最後まで読んでいただければと思います。
日本ダービーとは
まず、日本ダービーとは何なのかを簡単に説明していきたいと思います。
日本ダービーとは、毎年5月または6月に行われる3歳馬だけが出走できるレースで、その世代のチャンピオンを決めるレースとなっています。3歳のときにしか走れないレースであるため、いくら強い馬でもこの機会を逃したら一生ダービー馬の称号を得ることができません。
野球で例えるなら、日本ダービーは甲子園であり、イチローさんや大谷翔平さんほどの野球選手が甲子園を優勝していないように能力だけではなく、運も噛み合わなければ届かない栄冠となっています。
コースの概要としては、東京競馬場の芝コース、2400mで行われ、今週からコース替わりが行われたため、芝が荒れておらず、距離ロスが少ない内側を走れる馬に有利だといわれています。
全頭診断
次は出走馬全頭の評価をしていきます。
初心者の方には難しい言葉が出てくるかもしれませんが、その場合はとりあえずアルファベットを参考にして強いか弱いかを見定めてもらえればと思います。
1.リラエンブレム C
前走はAコース9日目かつ雨の影響で内側が荒れた馬場で外差しを選択したが、そこで勝ち切ることができなかったため、評価を下げます。
前々走は時計のかかる馬場とはいえ、上がりをみるとダービーで敵うレベルの末脚ではないと判断しました。
2.ショウヘイ B
前走は稍重かつスローペースの中、先行できて勝てたため評価を下げます。
前々走は3角から4角で外に回ったが、稍重だったことを考えると伸びる外を走ったため、そこまでの不利ではないと判断しました。
調教としては非常に良いと感じました。
3.エリキング C
前走はCコース初週での競馬ではありましたが、外差しが決まる馬場だったため内側を走った本馬は仕方がなかったと思います。
しかし、成長期に怪我をしてしまったのは大きく、他馬と比べて成長が見込めないため評価を下げます。
4.ドラゴンブースト C
前走はメンバーレベルが高いとはいえ、いい位置で競馬ができて、17着だったため評価することはできません。
前々走もいい位置で競馬をしましたが、勝ちきれなかったため評価を下げます。
5.レディネス A
前走はカラ馬がいたため道中少し外を走る距離ロスがありました。また、直線では最内を走りましたが、スムーズに加速できない中で33秒前半の上りだったため、評価を上げます。前有利な中で勝てたのも能力の高さ示していると感じました。
前々走は中山で8着に敗れましたが、他2戦は東京で好走しているため、東京巧者の可能性も考え、評価してもいい馬だと感じています。
6.ファンダム A
前走は前残りしてもおかしくないレースペースでしたが、最後方から上がり32.5秒の脚で勝ったため評価できます。
前々走はいい位置で競馬ができましたが、中山でラスト2Fを11.3-11.4は評価できると感じました。
ただ、少し馬体の仕上がりに不安があるため、本命にはしにくいと私は感じています。
7.ミュージアムマイル A
前走はメンバーレベルの高い中で1着だったため評価できます。
前々走は稍重かつ賞金的に意味のないレースのため度外視でもいいと思っています。
終始外を回ってもあれだけの末脚があったため、距離的には問題なさそうです。
懸念としては稍重での戦績と差し馬という点です。
馬体に関しては皐月賞の方が個人的には良いと思っていますが、ポテンシャルを感じる馬体ではあります。
8.エムズ B
前走は直線で内を選択したため伸びなかった可能性があり、評価を下げる必要はないと感じています。
前々走は出遅れましたが展開には恵まれていました。しかし、上りに関しては他馬より頭一つ抜けているため評価できます。
馬体に関しては毛艶もいいですし、前走より絞れていると感じます。
9.ジョバンニ A
前走は向こう正面で不利があり得意な位置で競馬をすることができませんでした。その中で4着は評価できます。
前々走は展開に恵まれていましたが、賞金的には勝つ必要がないレースのため、上積みを感じました。
坂より平地が得意そうなため東京は合うと思います。
馬体に関しては前走から維持していると思います。
10.トッピボーン B
前走は出遅れと大外回る競馬だったため評価はそこまで下げません。
前々走は出遅れた中で圧倒的な末脚で勝ったのは評価できます。
しかし、小頭数の競馬ならどうにかなるかもしれませんが、多頭数の競馬だと届かない可能性があると思います。また、掛かりやすい馬のため距離延長に不安があります。
11.ニシノエージェント C
前走はいい位置で競馬ができたため評価を下げます。
京成杯では歴代トップレベルのハイペースではありましたが、それを加味してもこの舞台で戦うには末脚が足りない気がします。
12.カラマティアノス B
前走は直線で前が壁になっていたため度外視でもいいと考えています。
前々走は加速ラップで0.1秒差の2着は能力の高さを示したと思います。直線が短い中山ならマスカレードボールに勝っていても不思議ではなく、内から伸びたのも評価できます。
やや小柄で末脚が長所な馬は池添騎手と合いそうだと感じます。
13.クロワデュノール S
前走は終始、外を走っていて距離ロスがありました。また、前で競馬をした馬で唯一残ったのは評価できます。
前々走は展開に恵まれていましたがメンバーレベルが高い中でこの着差は評価できます。
懸念点としては、調子が良くなかったとはいえ、東スポ杯であの時計と上がりはコントレイルやイクイノックスに劣っている気がします。
馬体に関しては、良く見せるタイプの馬ではないためこのくらいでいいと感じました。皐月賞よりはホープフルステークスに近い馬体です。
14.ホウオウアートマン C
前走は着差的には評価できますが雨が降っていたとはいえ、この上がりではダービーでは厳しいと感じました。
前々走は前有利かつ開催1日目で内有利だったため評価を下げます。
15.ファウストラーゼン C
前走はいつも以上に無理に道中で上げたため度外視でもいいと思います。
前々走は出遅れかつ中盤に一気にポジションを上げるという走りをして1着は評価できます。
ビザンチンドリームやリンクスティップなど出脚が鈍い馬に最近乗っているM.デムーロ騎手に替わったのはプラスだと感じました。早めに仕掛けすぎたオークスの反省を活かして、おそらく今回は4角終わりから進出してくると私は予想しています。
末脚が未知数ということで本命にはしにくいです。
皐月賞からあまり馬体自体は変わっていないと感じました。
16.ファイアンクランツ C
前走は前有利な中で2着は評価できます。しかし、道中さらに後方を走っていたエネルジコの方が強い競馬をしたと感じました。この上がりだと先行しないと厳しいと思います。
前々走は差しも決まりそうな展開でしたが届かなかったため評価できません。
17.マスカレードボール A
前走は厳しい位置で競馬をして3着は評価できます。
前々走は先行して最後まで脚が残っていたため能力の高さを示しました。
坂井騎手に乗り替わったということは陣営としては先行したいのではないかと予想しています。
馬体としては幼さがまだありますが、皐月賞とあまり変わらないため、今回も前走同様にいい走りをしてくれそうです。
18.サトノシャイニング S
前走は終始、外を走ったため距離ロスがありました。
前々走は大外回って0.5秒差つけての1着は評価できます。
しかし、前有利な競馬になることが想定されているため、本馬に展開が向くかがポイントになります。
馬体としては完璧に良化していると感じました。
本命発表
それでは、今年の日本ダービーで私が本命に推す馬を発表します!
私の本命は…
18番 サトノシャイニング(現在5番人気)
です。
不利とされる大外枠のサトノシャイニングを本命にした理由は3つあります。
1.前走の距離ロス
前走は道中、外を回る競馬をしていて距離ロスがあったものの掲示板内に入ったということで評価できます。
2.きさらぎ賞の勝ち方
きさらぎ賞では3馬身差の快勝でしたが、過去にきさらぎ賞を3馬身差以上の快勝した馬にはスペシャルウィークやサトノダイヤモンド、リーチザクラウンがいてどの馬もダービーで連対しています。
3.オッズ妙味
大外枠ということで心配になる方も多くいられると思いますが、その不安がオッズのおいしさを生み出しています。トウカイテイオーやサニーブライアン、ジャングルポケットは大外枠からダービーを制しているため、そこまで不安視する必要もないと私は考えています。
最後に
ここまで読んでいただきありがとうございます。
この記事がみなさんの予想の一助になれば幸いです。
今週も出走馬全頭の無事とみなさんの馬券の的中を願っています。
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